小値賀島滞在の初日。あてもなく町歩きをしていたら、偶然にも素敵なお店に出会ってしまいました。
今回は、幸せになる美味しいパン屋 こじこじぱんの紹介です。
離島の港町
夕ご飯を食べるお店も探すようだし、お土産買えるような場所がないかな。
島で一番栄えているのはもちろん港前の商店街。
街のお店はだいたいパンフレットに載っているものが全てなのでさっと目を通します。
食事ができるのは定食屋、居酒屋、寿司屋、お好み焼き屋が各1軒ずつ。
シャッターが降りている店もありますが、地元の方は生活に必要なものをここで揃えるように営業中のお店もあります。
それでも、人通りはあまりなく。
人口2000人で観光地のない離島はこんなものかなといった所。
あっという間に商店街の終点が見えてきました。
特に面白いものはなさそうかなと、肩を下ろしたところで最近外観を改装した建物が目につきました。一番奥の白い建物です。
すでにお店は閉まっているようですが気になったので見てみると、
こじこじぱん
2月にオープンしたばかりのパン屋のようです。
温かみのある手書きポスターがまたなんとも。
朝は9時からオープンしているようなので翌日再訪することにしました。
どうやら人気店らしい
この日は自転車で島を一周する予定。
その前に昨日のパン屋へ行くことにしました。
お店の前で写真を撮っていると次から次へと人がやってきます。
昨日は全くといっていいほど人に会わなかった商店街。
パン屋を見ていると5分おきに人がやってきます。
正直な話、そこまで期待してなかったのですが、俄然楽しみになってきました。
小値賀産の食材を使ったオリジナルパン
店内に入るとすぐ目の前にショーケースが。
お店をやっているのは若い女性2人です。
隣半分は小上がりのイートインスペースになっています。
ここは元々別のお店だったところをぶち抜いたのかな?
パンがショーケースに入ってるって珍しいなと思いつつ、
並べられているパンのラインナップを確認します。
食パン、丸パン、こしあんぱん、つぶあんぱん、
紫芋あんぱんなどは基本的なパンですね。
チョコチップパンなんかも美味しそうなんですよね。
どれももちもち感がありそうで、
米粉パン好きな私好みの予感がします。
パンには島のサツマイモが練りこんであるらしいです、なるほど。
さてさてじっくりチェックした結果気になったパンはこの3つ。
- じゃがバター魚醤のパン
- りんたろうふぁーむのトマトのパン
- おぢかのみかんピール&シュガー
やはり、ここでしか食べられないものをチョイスします。
オススメをきいてみると、
おぢかのみかんピール&シュガー
ということなので、
そちらとじゃがバター魚醤のパンを選びました。
港に戻ってベンチで海を見ながら早速食べることに。
焼きたてであったかいです。
期待を裏切らないコシのあるもっちりしたパン生地。
オススメのみかんピール&シュガーは、もう抜群に美味しいです。
ジャムとはまた違うんですよね。みかんピールの甘みと爽やかさがギュッと凝縮されています。
じゃがバター魚醤は、程よい塩気とコクのある味わいでした。
惣菜パンって、どうしても油っぽいというか、
カロリーが気になっちゃうんですよね(そこが美味しく感じるところでもありますが)。
ところがこのパン、油っぽさが全くなくて、
でも味はしっかり感じるんですね。
素材を生かしきってい味わい深さでした。つまり美味しい。
東京から小値賀へ移住してパン屋を開く
こちらの女性は、元々は東京から小値賀へやってきた地域おこし協力隊だったそうです。
爽やかでシャキッとした気持ちの良い方でした。
彼女がいるだけで街が少し明るくなるのでは?という気持ちにさせてくれます。
パンフレットに載らない隠れ名所
なんと「こじこじぱん」は、観光案内所でもらえる地図に載っていません。
お店が新しいので反映されてないのかな。もったいないですね。
メイン通り沿いなので迷うことはないと思いますが、一応地図上の場所を載せて起きます。
美味しすぎたのでもう1回
自転車でぐるっと島巡りをしてから、
どうしてもここのパンが食べたくなって戻りました。
今度はさっき買えなかったトマトのパンを。
みかんピールをリトライしたかったんですが売り切れでした。売り切れ早いです。
この後は予約しているランチがあったのでお腹すかせておきたかったんですが、それを上回る美味しさでした。300km圏内なら通いたいです。
小値賀へ来たらこじこじぱんへ
こじこじぱんは、小値賀に行ったら必ず寄ってもらいたいお店です。
夕方は早めに店じまいしてしまいます。
パン屋ですから、午後は品薄の可能性も高いです。
午前中に行って焼きたてをゲットしましょう。
美味しいパンは一口食べると幸せに。
焼きたてパンが小値賀の旅をさらに豊かにしてくれますよ。