炊飯器がない。土鍋がない。家にあるのは100円ショップの片手鍋のみ。
そんな時でもお米を美味しく食べたいあなたにお届けします。
最低鍋があればいける
短期的に古民家でお試しぼっち暮らしをしています。
とりあえず生活する上で最低限必要なものを100円ショップで超厳選したところ、
家にある調理器具は片手鍋1つ。電子レンジや炊飯器などはもちろんありません。
フライパンの代わりに鍋を使えばいいか、と思い納得したのですが帰宅してから気がつきました。
お米、炊けないじゃん。
昨日はレトルトご飯を食べたのですが、やはり口に合わず。
米は美味いものが食べたい。
ここにあるのは片手鍋だけ。
フタもない。もちろん土鍋なんてあるはずもない。
でも炊きたてご飯が食べたい。
ということで、やってみました。
基本の米の炊き方
まずは、基本的なお米の炊き方。
- 米を洗う
- 鍋に洗った米と分量の水を入れて30分〜1時間浸す
- 蓋をして中火でゆっくり沸騰させる(10分で沸騰するように)
- 沸騰したら15分〜20分加熱
- 火を止めてそのまま蒸らす
土鍋で何度かお米を炊いていますので、一応基本的な手順は大丈夫なはず。
普通の鍋で炊く場合の問題点
土鍋との違いは大きくこの2つだと考えます。
- 金属製のため熱が伝わりやすく急激に温度が上がる
- 蓋がない
以上を考慮した上で少し工夫していきます。
調理方法
分量
失敗したらもったいないのと、鍋が小さいのでだいたい一合でチャレンジ。
だいたい、というのは計量カップがないためその辺のコップで適当にはかったから。
水の量は、米の1〜2割増しらしいので、水をコップ一杯分としてその分だけ減らしてみました。
ちなみに1合は180ccです。計量カップがある場合は悪いことは言いません、はかってください。
固いよりはゆるい方がマシかと考えて水は気持ち多めにしました。
浸水
そして忘れてはいけない浸水。
浸水しないと水分が浸透せずに、芯が残ってしまいます。
ちなみに、今時の炊飯器は浸水なしで炊けるようできているそうです。
浸水時間は最低でも30分は必要です。
特に冬場は1時間程度は水につける必要があります。
この日は寒かった(室温10度でした)ので40分浸しました。
浸水しすぎで米が美味しく炊けないということはないので、
米を炊くのがわかったらとりあえず水に浸けておくのが正解ですね。
ただし、水は常温で放置しておくと雑菌が発生します。夏場に夕食用の米を浸水させたまま朝から浸水させるというのはやめておいたほうがいいでしょう。
沸騰
それでは火にかけます。
蓋はないので、アルミホイルを代わりに。
米を炊くときは密閉する必要はないので、沸騰時に蒸気でアルミホイルが飛ぶようなことがなければ大丈夫です。
フタがある場合はフタを使ってください。そのほうがうまくいきます。
ここから10分かけてゆっくり沸騰させたいわけです。
薄手の小さな鍋で容量も少ないので、中火ではなく初めから弱火でスタート。
という抵抗も虚しく、あえなく5分で沸騰してしまいました。
アルミホイル蓋は、中の様子は見えませんが、蓋そのものが動いているので沸騰しているのはすぐにわかるので不安になっても蓋を開けないこと。
予定が狂っていますがめげずに先に進めます。
本来だとここで中火から弱火にするところですが、
これ以上火を弱めることはできないのでこのまま放置でさらに15分。
焦げるのでは、と心配になりましたが信じて続行です。
蒸らす
時間が経過したので火を止めて20分蒸らします。ここは予定通りです。
結論:普通の鍋でご飯は炊ける
美味しくできました。
やはり怖気付いて水を多めにしたおかげで
少し柔らかすぎましたが十分食べられますし、
鍋が焦げることもなく片付けが楽でした。
再チャレンジ
翌日、水を減らして浸水時間を1時間にして炊いたら完璧でした。
少しおこげもできましたが、そこまで含めて美味しかったです。
おこげを味わえるのも鍋調理のよさですね。
ただ、おこげを剥がすのに時間がかかり、一つしかない鍋をその日は使えなくなったのは誤算でした。
100円ショップの片手鍋でごはん1合を炊く方法
- 浸水はしっかり1時間
- 弱火で沸騰するまで5分+15分(20分)加熱する
- 火を止めたら20分蒸らす
思った以上に簡単ですね。これでいつでも気軽にできます。
炊飯器がなくてごはんが食べられない、と思っているあなたも
鍋さえあれば、美味しい炊きたてご飯が食べられますよ。
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