悩んだ時、迷った時、自分の決断に自信がない時。
誰かに相談したくなりますよね。
特定の相談相手(コーチ)が決まっていて、
その人のアドバイスを受けながら進めるのであればそんなに困ることはないでしょう。
でも、とにかく色々な人の話を聞きたいなと思った時。
とりあえずアドバイスください。と突進するとまず間違いなく失敗します。
それは当然のことで、一人一人異なる道を歩んできてその背景をもとにアドバイスしてます。
同じことをやって成功した人もいれば失敗した人もいるわけですが、
自分の経験に基づいた話かできません。
100人いれば100通りの持論が展開されるわけです。
聞けば聞くだけやり方が増えていくので
方向性を決めるために相談しているのに、さらに迷子を加速させることになります。
私はノープランで公務員を辞めて、
今後どうやって生きていこうかな、と
ふわふわした状態で色んな人の話を聞いてしまったのでもう混乱の最中を極めました。
そうは言っても、人に相談するときは、自分だけでは行き詰まってしまったときですから
その混乱から抜け出すためにやったこと、
やっておけばよかったことをまとめました。
方向性が近い人だけに絞り込む
だいたい、見ていればわかりますよね。
この人とあの人は方向性同じだろうなって。
確かにあっちの人も成功しているけど自分が真似したいスタイルじゃない
と思ったら候補から外します。
あくまで自分の目指すスタイルに一番近い人を決めてしまってその人をコーチだと
思ってついていきます。
この人と決めたら徹底して一から十まで真似しましょう。
「今の」自分の考えをまとめておく
話を聞く前の段階での自分の考えを見えるようにします。
そして、できれば一人ずつ話を聞くたびにその時の考えを書いていきます。
そうすると誰の意見に影響を受けたのか一目瞭然です。
複数の人の話をきいて混乱してきたら、一番最初の自分の考えを確認します。
自分の目標とすることややりたいことから
たくさんの人と話したいなら、偉人伝だと思って聞く
漫画や小説、もしくは偉人の伝記を読むのと同じような姿勢であれば
自分の決断に大きな影響は出ません。
参考にしよう。その人の方法を取り入れよう。
そうした考えは一切捨てましょう。
それじゃ役に立たないのでは?と思うかもしれませんが、
一つのパターンとして頭に入ったことは、
思いかけないときに自分の背中を押してくれるキッカケになります。
結局は自分が決めること
何をしていても批判してくる人は批判してくるし、
文句言ってくる人は文句言ってくるので、
いちいちそんなの気にするのやめましょう。
私が公務員試験を受けた時の話です。
独学にするか予備校にいくか、何人かに相談しました。
私は専攻がスポーツで何の基礎もない状態だったので、
それを残り半年切ってるのに独学でいくの?
と先輩方には難しい顔をされたのを覚えています。
勉強方法もある程度参考にした本はありますが、
最後は「これでいける」と自分で思えたからそのまま突き進みました。
周りの人は、こいつこれで受かるのかなと不安そうな顔してましたけど
できるでしょ、という自分の中のプランがあったので突き進めたんですね。
今回私は、人の意見を聞こうとしすぎて自分が見えなくなっていました。
あまりに多種多少な意見を聞いて混乱したので、改めて見える形にアウトプットしました。
可視化すると自分の主観的な考えと
人の意見によって影響された部分がわかるようになりました。
そして、結局のところ
人に言われただけで自分の心の中で納得できないものについては
やっぱり参考にできないなと自分の中で不要なものとして切り捨てました。
自分の決断だと言えるかどうか
誰かの意見を受け入れた結果、自分の考えを曲げてしまうと
失敗した時に後悔します。
誰かの意見のおかげで成功した時、それが自分の決断だと言いきれないと
自信が持てず誰かの意見に依存することになります。
人の意見を聞こうが聞くまいが
結局は自分の決断と心から言えるか、そこを大事にできれば
失敗しても成功しても自身に繋がりますよね。
長い人生、迷うことってたくさんあります。
そんなときに何かに迷う皆さんの参考になれば幸いです。